アイコトバ



「健斗先輩........ぁの...言いたいことがあって。」


いつも通りトレーニングを終えて、帰ろうとしている先輩を呼び止めた。


「ん?どした!他に気になるプレイがあったか?」

「あ...えっと、違うんです..すみません。また今度で」

上手く言葉にできなくて、もごもごしてたら先輩がフッ!っと笑うのがわかった。

「いいよ、一緒に帰ろう!俺も話あるしな」

“わぁ〜先輩バリバリ練習の話する気だよね〜”

だけど、一緒に帰れることの方が嬉しくて

「はい!それじゃあ着替えて靴箱で待ってますね!」

「おっけ!」

好き!という気持ちをなかなか言い出しづらくなってしまった



「先輩すみません〜遅くなってしまって」

「うん?いいよ!俺も今来たし!w 行こっか!」

「..........はい“照”」

先輩の優しさで、頬が熱くなっちゃって
恥ずかしくてドキドキした。



しばらくバレーの話で盛り上がっていたらあっという間に家の近くの公園まで来てた。
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