アイコトバ

ぁあ、また言えないままバイバイするんだなぁ

自分の心の中で何度言ったことだろう

「先輩、ありがとうございました!また明日もよろしくお願いします!」



「おう!任せろ!.........ところで柚瑠、話したいことがあるって言ってたろ?俺も話すことあるんだけど....少し時間あるかな?」

ドキッ!


「は...はい」

公園のブランコに移動してしばらく沈黙が続いた。

でも、言わなきゃ!後悔する!

「先輩、あの......私、

「ごめん!俺から話させて!!!!!さえぎってごめん!だけど俺が先に言うべきだから」

「???はい....」

「 好きです。初めて出会った日から好きだった。一目惚れってやつかなw」

!?!?!?!?!?
「先輩!!!あの....私も初めて先輩をみた日から好きでした!......ウソ!!!一目惚れですって言おうとしたんですよ私!」

「自惚れてるわけじゃないんだけど、柚瑠が俺の事を好きって言うのがわかってたんだよね。だから、俺が先に言いたかったんだよ。ごめんな、」

初めての一目惚れの恋
両思い
このくすぐったい気持ちは今までに経験したことのないものでした。

「いいえ!凄く嬉しいです!私も先輩が好きです!」

「俺も好きだよ!柚瑠、俺と付き合ってください」

「はい!!!!!!」


この日の夜は、先輩と恋人同士になれた喜びで一睡もできなかったの。
夢なんじゃないかって信じられなくて

ただただ時計の針の音だけが部屋に響いた

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