夏のソラの雪
シンプルな部屋に、淡い水色のシーツを覆った大きめのベッド。
そこに体を沈めた真雪の瞳が、上に四つ這いで被さる俺を見つめている。
直視したらきっと……俺の気持ちは鈍って、手が止まってしまう。
だから、
ひたすら視線をそこから逸らして、真雪の肌を求めた。
黄色の下着の影から見える鈍く光る傷跡。
それをじっと見つめて、ゆっくりと息を飲んだ。
「愛与……。やっぱり、やめよ?」
昨日はここで動けなかった。
苦笑いを浮かべ、
身を縮めて隠してしまおうとする真雪の腕を押さえる。
「っ愛与」
遮るモノが無くなった真雪の胸元に、そっと唇を当てた。
真っ白な肌に似つかわしく無い傷跡を、唇でなぞる。
そして、出来る限り優しいキスを落とした。
さっき、真雪にキスをしてわかったこと。
キスが心地良いって感じるのは、
相手が愛しいから。
だから……、
俺は、真雪にキスをする。
そこに体を沈めた真雪の瞳が、上に四つ這いで被さる俺を見つめている。
直視したらきっと……俺の気持ちは鈍って、手が止まってしまう。
だから、
ひたすら視線をそこから逸らして、真雪の肌を求めた。
黄色の下着の影から見える鈍く光る傷跡。
それをじっと見つめて、ゆっくりと息を飲んだ。
「愛与……。やっぱり、やめよ?」
昨日はここで動けなかった。
苦笑いを浮かべ、
身を縮めて隠してしまおうとする真雪の腕を押さえる。
「っ愛与」
遮るモノが無くなった真雪の胸元に、そっと唇を当てた。
真っ白な肌に似つかわしく無い傷跡を、唇でなぞる。
そして、出来る限り優しいキスを落とした。
さっき、真雪にキスをしてわかったこと。
キスが心地良いって感じるのは、
相手が愛しいから。
だから……、
俺は、真雪にキスをする。