夏のソラの雪
硬いコンクリートにそろそろ背中が痛み出してきた。
急に顔に当たっていた太陽が消えた。
曇ってきたのか?
そろそろ頃合いかと思ってゆっくり目を開けたら、
「あっ……」
びっくりした女の子の顔があった。
いやいや……びっくりしたのは俺なんだけど。
慌てて顔を引っ込めたソイツに、起き上がって正面から顔を合わせた。
訝しむ俺の顔を正面から見上げてる彼女は、困ったように目を泳がせた後、
「……おはよっ。気持ち良さそうだったね」
鼻の付け根にキュッとシワを寄せて笑った。
長い髪を緩く二つにわけた化粧っ気の無い顔は、ちょっと幼い感じがする。
何て言うか……真面目そうな……、
俺とは無縁な女の子。
「うん……まぁ」
返答に困る。
そんな俺に彼女は何やら言いたげにこっちを見てる。
何だろ。
実は初対面じゃないとか……?
急に顔に当たっていた太陽が消えた。
曇ってきたのか?
そろそろ頃合いかと思ってゆっくり目を開けたら、
「あっ……」
びっくりした女の子の顔があった。
いやいや……びっくりしたのは俺なんだけど。
慌てて顔を引っ込めたソイツに、起き上がって正面から顔を合わせた。
訝しむ俺の顔を正面から見上げてる彼女は、困ったように目を泳がせた後、
「……おはよっ。気持ち良さそうだったね」
鼻の付け根にキュッとシワを寄せて笑った。
長い髪を緩く二つにわけた化粧っ気の無い顔は、ちょっと幼い感じがする。
何て言うか……真面目そうな……、
俺とは無縁な女の子。
「うん……まぁ」
返答に困る。
そんな俺に彼女は何やら言いたげにこっちを見てる。
何だろ。
実は初対面じゃないとか……?