夏のソラの雪
愛与の反応に、正直傷ついた。




でも、ホントに泣きそうな理由はそれじゃない。





誰でも抱いちゃう愛与なら、




わたしの傷を見て動けなくなったって、罪悪感なんて感じない……。




勝手に軽視してた。




でも、違った。




わたしは自分の傷を癒すために、





愛与を傷付けてしまった……。





ごめんなさい……愛与。




わたしはただ、




誰かに抱き締めて欲しかった……。



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