夏のソラの雪
知恵熱だったのかもしれない。
知海は、
「屋上なんかで肌を晒すからよっ」
って、少し怒ってた。
問い詰められた知海に、上手に成り行きを説明出来なかったから……きっと知海は愛与を悪く思ってる。
怒らないでよ……。
わたしが悪いんだもん。
「愛与に変なこと言わないでねっ」
家を出る知海に釘を刺したけど……すごい不満そうな顔してた。
多分、大丈夫。
知海は約束絶対守ってくれるから。
とにかく今は、早く熱を下げてしまおう。
そして、
学校に行ったら、すぐに愛与に会いに行こう。
愛与に会って謝りたい。
無碍に傷付けてしまったこと。
水色のベッドに体を横たえて目を閉じた。
次に目覚めたとき、
熱の下がった体を喜ばせたのは、
思いがけず掛かってきた愛与からの電話だった。
知海は、
「屋上なんかで肌を晒すからよっ」
って、少し怒ってた。
問い詰められた知海に、上手に成り行きを説明出来なかったから……きっと知海は愛与を悪く思ってる。
怒らないでよ……。
わたしが悪いんだもん。
「愛与に変なこと言わないでねっ」
家を出る知海に釘を刺したけど……すごい不満そうな顔してた。
多分、大丈夫。
知海は約束絶対守ってくれるから。
とにかく今は、早く熱を下げてしまおう。
そして、
学校に行ったら、すぐに愛与に会いに行こう。
愛与に会って謝りたい。
無碍に傷付けてしまったこと。
水色のベッドに体を横たえて目を閉じた。
次に目覚めたとき、
熱の下がった体を喜ばせたのは、
思いがけず掛かってきた愛与からの電話だった。