夏のソラの雪
ちょっと違う味を食ってみようと思っただけなのに、
下手に手なんか出したら、一生引きずられそうだな……。
別にこの真雪に執着する必要なんて全然無い。
むしろ、
ヤリたいときにヤる女なら一杯居るし。
興味本位で近付いてみたけど、やっぱり止めとこ。
「なぁ。俺自主練するから帰るよ」
そんな気はサラサラ無いけど、
せっかく俺に憧れてくれてんだ。
しばらくは、そのまんまで居て欲しいかな。
優越感に浸れるし。
軽く手を上げて立ち去ろうとした俺に、
「がんばってねっ。わたし、ずっとここで見てる」
雪の頬をピンクにした真雪の顔は、嬉しそうだった。
なのに、
発した言葉の響きが、もう俺がここに来ないことを察してるみたいで、
「また、来るよっ」
何故か俺は、次に繋がる言葉を残してしまう。
多分、
「うんっ」
最初に見たみたいに、鼻の付け根をくしゅっとさせて笑う彼女が、
俺は思ったより気に入ってしまったらしい……。
下手に手なんか出したら、一生引きずられそうだな……。
別にこの真雪に執着する必要なんて全然無い。
むしろ、
ヤリたいときにヤる女なら一杯居るし。
興味本位で近付いてみたけど、やっぱり止めとこ。
「なぁ。俺自主練するから帰るよ」
そんな気はサラサラ無いけど、
せっかく俺に憧れてくれてんだ。
しばらくは、そのまんまで居て欲しいかな。
優越感に浸れるし。
軽く手を上げて立ち去ろうとした俺に、
「がんばってねっ。わたし、ずっとここで見てる」
雪の頬をピンクにした真雪の顔は、嬉しそうだった。
なのに、
発した言葉の響きが、もう俺がここに来ないことを察してるみたいで、
「また、来るよっ」
何故か俺は、次に繋がる言葉を残してしまう。
多分、
「うんっ」
最初に見たみたいに、鼻の付け根をくしゅっとさせて笑う彼女が、
俺は思ったより気に入ってしまったらしい……。