夏のソラの雪
「おまえ、三日も部活サボって何やってんだ?」
休み時間。
珍しくさっきの授業はノートなんてとったりしたから、
次は屋上で昼寝しようと思ってたら、隣のクラスのチームメイトに声をかけられた。
「どうせ、女あさってるんだろ?」
自分で聞いた癖に自分で答えてんじゃねぇよ。
それに、今回は珍しく手はつけてないし。
「部活続けるか考えてた」
単刀直入に言えば、思った通りに目を丸くしてる。
そりゃそうか。
なんやかんやで二年間はやってきたのに、今更だもんな。
「辞めたらファンもチームメイトも泣くぞっ」
「ファンなんか居ねぇだろっ」
チームメイトはともかくとして、
残念ながら、ファンなんて言いながら近付いてくる女はだいたいがヤリたいだけのミーハー。
俺がサッカーしてようが関係ない。
別にいいんだけど。
「でも、ウチのクラスの真雪ちゃんって美少女は純粋におまえのファンらしいぞ」
思いがけず出てきた名前に今度は俺が目を丸くさせた。
休み時間。
珍しくさっきの授業はノートなんてとったりしたから、
次は屋上で昼寝しようと思ってたら、隣のクラスのチームメイトに声をかけられた。
「どうせ、女あさってるんだろ?」
自分で聞いた癖に自分で答えてんじゃねぇよ。
それに、今回は珍しく手はつけてないし。
「部活続けるか考えてた」
単刀直入に言えば、思った通りに目を丸くしてる。
そりゃそうか。
なんやかんやで二年間はやってきたのに、今更だもんな。
「辞めたらファンもチームメイトも泣くぞっ」
「ファンなんか居ねぇだろっ」
チームメイトはともかくとして、
残念ながら、ファンなんて言いながら近付いてくる女はだいたいがヤリたいだけのミーハー。
俺がサッカーしてようが関係ない。
別にいいんだけど。
「でも、ウチのクラスの真雪ちゃんって美少女は純粋におまえのファンらしいぞ」
思いがけず出てきた名前に今度は俺が目を丸くさせた。