INFATUATOシンドローム 2
第6章
退学の危機!?
とある学校のとある日常……
「待て────!!」
「逃げるなぁー!!」
「コレを着るだけでいいんだー!!」
「ついでに写真をー!!」
「お菓子あげるから〜!!」
誰かが何かに追いかけられていた
璃夢「いやだぁ〜!!みんなもう諦めてよ〜!」
皆さんこんにちわー!!魁璃夢(さきがけ りむ)です!!お分かりかと思いますが現在、私追いかけられてます!
何故かと言うと…
「モンキホーテで買ってきたこのメイド服!着てくれ!!」
「イヤ!チャイナ服だ!」
「手作りウェディングドレスを〜!!」
体育祭が無事終了したと思ったらみんながおかしくなりました!!
何故か私に女装(?)をさせようとするのです!
璃夢「てか、手作りってすごいね〜!!」
とりあえず走りながら褒める。
流石の私もウェディングドレスは作れない!
そんなことを思っていると…
「注目するところちげーだろ!!」
「グヘッ!」
「アバッ!」
「ガッ!」
璃夢「へっ?」
追いかけてきていたヤンキーたちがバタバタと倒れていた
「ったく…大丈夫か?」
璃夢「翼!ありがとう!」
私を助けてくれたこの男の子は、私の初めてできた友達。八重樫翼(やえがし つばさ)
赤髪の似合うお兄ちゃんみたいな男の子!友達思いで曲がったことが嫌いで優しい性格なの!
翼「手作りよか、ウェディングドレスの方にツッコめよ」
璃夢「えっ、でも手作りってすごくない?男の子だよ?」
翼「だとしても…」
「翼、璃夢は普通じゃない。」
璃夢「あっ、雪くん!」
彼も私の友達、日向雪くん(ひなた ゆき)
藍色の髪色をしたちょっと低身長。お家はヤクザでとっても人望のある若頭さん!後言うなれば、ツンデレさん!
璃夢「って、普通じゃないって失礼だよ!」
雪「俺は事実を言っただけだ。璃夢の思考回路が普通じゃないのはいつもの事だろ?」
翼「そうだったな。」
璃夢「翼もそうだったなで済ませない!!」
ホント、失礼しちゃう!!
翼「でもこんなに可愛くてちっこいのに一年のトップなんだからな」
そうなんです。私は女の子なんですが一年生のトップとしてみんなをまとめてるんです
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