INFATUATOシンドローム 2


璃夢「嫌ですってば!!メイド服着た時より可笑しなことになってるから!!」


茉莉「えっ、璃夢ちゃんメイド服着たの?写真は!?」


璃夢「あるわけないでしょ!?」


理緒「俺持ってるよ〜」


璃夢「ちょ、胡桃先輩!?いつの間に撮ったんですか!?」


璃夢の意識が理緒に向いた瞬間に…


茉莉「そりゃあああ!」


茉莉は力の限りに璃夢の腕を強く引いた


璃夢「うにゃあああああ!!」


そして璃夢は部屋から出た。


理緒「…………。」


茉莉「どう?どう?」


私の格好を見て、胡桃先輩は固まってしまった。

ほらっ!!やっぱり変なんだよ!!


私の着ている服は、着物とワンピースを合わせて作ったような服だった。

赤を基調にし、白い桜がかいてある。スカートの裾や袖、襟には黒いレースがあしらってある。帯は黒色。リボンも黒のリボンでとても大きく結んである。

髪型は、お団子に飾りが豪華で長めの簪がさしてある。


茉莉「璃夢ちゃん見た瞬間、和服しかないかな〜って思ってたら思った以上に可愛くて!」


髪の毛アレンジしてもらわず、ワンピース型の着物じゃなかったら日本人形になってたかもね


茉莉「しかも化粧したらなんか色気が出てきたっていうか?」


璃夢「色気!?そんなの出てないですよ!」


色気って大人にならないと出ないんでしょ?

《そんなことはない》


茉莉「ほら理緒!なんかコメント!それから撮影会入るから!」


璃夢「撮影会!?」


これもまた聞いてないんですけど!?私のこの格好が写真に残る!?恥ずかしいんだけど!


理緒「………。」


すごい視線を感じて胡桃先輩を見た。


璃夢「?胡桃先輩?」


そんなにガン見されるとちょっと緊張するんだけど…?


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