INFATUATOシンドローム 2


理緒「…………ィ」


璃夢「えっ?」


茉莉「なんて?」


声が小さくて私も茉莉さんも聞き返してしまった

すると……


理緒「ヤバイッヤバイッヤバイッ!!!」


そう言って私に向かって歩いてきた

そして


ギュウッ

璃夢「っ!」


理緒「無理無理無理っ!可愛すぎるでしょっ!飾りたい!持ち帰りたいっ!!ヤリたい!!」


そう言って叫びながら私をギュウギュウ締め付ける

飾りたい?持ち帰りたい?やりたい?

そんなにこの服気に入ったのかな?可愛すぎるって言ってるし。


璃夢「茉莉さんに持って帰れるか聞いてみたらどうでしょうか?」


この服は茉莉さんのだし。姉弟だったら簡単に貸してくれると思うけど。


理緒「そこでコイツの許可がいるの?えっ?なんで?もしかして俺のいない間に進展があったの?えっ?そういうことなの?」


………だって持ち主の許可ないとダメだよね?進展って何?アイツって、茉莉さんのことで良かった?


茉莉「理緒のコメントもらったし、これ以上犯罪的発言が出る前に写真撮影会!!」


ベリッと効果音が着きそうな勢いで胡桃先輩が引き剥がされた

犯罪的発言?そんなのあったかな?


理緒「ちょっ、何してんの?」


茉莉「乱れる前に写真に収めたいでしょ?」


理緒「……確かに。キレイな状態で写真に…」


茉莉「よしっ!じゃあ璃夢ちゃんコッチにおいで?」


そして私は会話通り茉莉さんの持っていたカメラにたくさん写真を撮られた

『ポーズして〜!』や『これ持って!』『上目遣いカモン!』などと…色々注文されて少し疲れた


< 149 / 577 >

この作品をシェア

pagetop