INFATUATOシンドローム 2
理緒「その写真ちょうだいよ?」
茉莉「璃夢ちゃんメイドと交換ね」
理緒「………しゃーねーな」
璃夢「しゃーないじゃないですよ!」
本人の了承無しに送り合いしないでください!!
茉莉「璃夢ちゃんにもプリントして渡してあげるからねっ!」
そう言ってノートパソコンで何やらカタカタやっている
璃夢「いいです…別に…」
似合ってない写真なんて要らないよ…しかも男の子として学校通ってるのに、女の子の格好してる写真が荘司さんの目に入りでもしたら大変なことになるよ…
体育祭の時大変だったんだから…。大和さんが写真撮ってて送ったりするから…
『こんなに可愛い姿ヤロー共に晒してんじゃねぇよ!!もう女の格好すんな!するなら俺と居る時だけだ!』
って言われちゃったんだよ?それなのに私また女の子の格好しちゃったよ…荘司さんが居ないところで…
言わなきゃバレないけど!!
璃夢「……もう着替えていいですか?」
茉莉「え〜?もうちょっとそのままでいてよ〜」
理緒「そうそう!そのまま俺の膝の上においで?」
何故そうなる!!胡桃先輩の膝の上にはもう乗らない!
璃夢「着替えます!」
そう言って私は着替えるため部屋を入った
茉莉「ほんと可愛いよね〜」
理緒「そんなの知ってる。早く写真。」
茉莉「あーはいはい。全く、璃夢ちゃんがいなくなった途端にテンション下がるし、私の扱い雑だし」
理緒「ハムスターちゃん以外丁寧に扱う意味がわかんない。ほら、早く」
茉莉「ちょっと待ちなよ。今パソコンに移してるんだから」
カタカタカタッ
茉莉「あ、そういえば。お父さんが今度会社に来いって言ってたよ?」
理緒「あ?」
茉莉「今後について話したいって」
ダンッ!!
茉莉「ちょっ、テーブル叩かないでよ!」
理緒「伝えとけ。俺は会社を継ぐ気はねぇって」