INFATUATOシンドローム 2


茉莉「そんなこと言っても、もう継げる人は理緒しか」


理緒「だから!?兄貴がいなくなったから俺になるの?意味わかんないんだけど。」


茉莉「お兄ちゃんがいなくなったからじゃないわ。理緒には才能があるから…」


理緒「そんなの後付けだろ!?俺に才能はない。継げるのは兄貴だけだ。」


カチャッ

璃夢「茉莉さん、化粧はどうしたら…あれ?」


なんか空気悪い?


茉莉「あぁ!そっか!化粧したまま制服着れないよね!化粧はこっちで落としましょ?」


そう言って案内してくれた。

ちらっと胡桃先輩を見てみると、雰囲気から怒りを感じた。

だけど、胡桃先輩の表情は今までに見た事がないくらい悲しい表情をしていたように見えた


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理緒「あれ?もうこんな時間なんだ」


そのあとの胡桃先輩はいつも通りに戻っていた

胡桃先輩の言葉を聞いて私も部屋の時計を見てみると、6時を過ぎていた


璃夢「ヤバッ!早く帰らないと!!」


お母さんに遅くなるって言ってないし!しかもこういう時に限って大抵荘司さんが家にいる……。

あぁあああ!また怒られる!!遅くまで遊ぶなって!


理緒「じゃあ俺が送ってってあげる〜」


茉莉「そうね。あまり暗くないって言っても危ないかもしれないしね。」


璃夢「イヤ、大丈夫ですよ!何かあってもやっつけられるくらいには強いので!」


茉莉「んー、ちょっと違うんだよな〜?」


?何が違うんだろう?

意味がよくわからなくて頭にはてなマークが浮かんだ



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