INFATUATOシンドローム 2


璃夢「っこれ、あの時のネックレス?」


理緒「ピンポーンッ!だいせぇかい!」


お弁当箱を買いに行った時に、3階のアクセサリーコーナーで胡桃先輩が買ったネックレスがあった


璃夢「えっ?でもこれって胡桃先輩のじゃ」


理緒「?誰がそんなこと言ったの?」


璃夢「えっ?だってりゅくすで『どっちが似合うか』って聞いたじゃないですか」


理緒「?俺は『どっちが好き?』って聞いたはずだけど?」


あ、あれ?そうだっけ?


理緒「てかひらがな英語萌えるわ〜っ!」


璃夢「はっ!しまった!」


胡桃先輩の前で【お】【さん】【ひらがな英語】は禁止なのに!

《そんなルールはない。》


理緒「とりあえずコレはハムスターちゃんへのプレゼントだよ」


璃夢「えぇ!?プレゼントは特別な日じゃないと貰えないんですよ!?」


誕生日とか!クリスマスとか!お正月とか!


璃夢「それに、人から貰い物しちゃいけないって言われてるし…」


荘司さんに…。しかも男からは何も貰うなって。何がなんでもつき返せって。なんでだろうね?


理緒「約束なんて破るためにあるんだよ〜?もぅハムスターちゃんってば真面目ちゃんなんだからぁ!」


……その言葉この学校に来てよく聞くんだよね。何?校訓なの?校訓なわけ?

すると横からいきなり胡桃先輩が抱きついてきた


璃夢「?あの、胡桃先輩?」


理緒「いい?勝手に外しでもしたらお仕置きだからね?」


そう、私の耳元で囁いた。

お仕置!?な、何されるの?


璃夢「お、お仕置きって何を…?」


一応どんなものか聞いておいた方がいいよね?ものによっては取ってお返しできるし

しかし私は、聞いて後悔する…


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