INFATUATOシンドローム 2



理緒「うーん……じゃあ一万歩譲って家ではいいけど、一歩でも外に出る時はちゃんと付けてね?」


璃夢「わかりました!」


じゃあお風呂と寝るときに無くさないように置く場所考えないとね!

ていうか、【百歩譲って】じゃなくて【一万歩譲って】なんだね?じゃあ【一億歩】でもいいのかな?

なんてくだらないことを考えて私たちは教室に向かっていった


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「お、おい…やっぱり噂はホントなんじゃね?」

「だよな。もしかしたら今日だったんじゃね?」

「うわぁ…マジかよ。なんかガッカリ?」


何故か周りの人にジロジロと見られ、コソコソと話をされてる気がする…?

胡桃先輩は気づいてないのかな?何も言わないけど…

チラッと胡桃先輩を見てみると……


理緒「♪〜♪〜」


鼻歌歌ってました…。ご機嫌ですねっ!!

こりゃ気づいてなさそうだな。それにしても何言われてるんだろう?私たちの方見て言ってるから私たちに関することなんだろうけど…

そっと耳を澄ませて話を聞いてみた


「見ろよっ、胡桃めっちゃ機嫌よくね?」

「あぁ、魁といる時は大抵機嫌いいけど…。あんなに機嫌がいいのは初めてみた」


あの二人は胡桃先輩【観察し隊】なのかな?今日の胡桃先輩がいすごく機嫌がいいってこといつも観察してないと違い分からないよね?

……あの二人は胡桃先輩のふぁん…信者なのかも!

少し楽しくて他の人の会話にも耳を澄ませてみた


「おい、アレ見ろって」

「は?アレってどれだよ?」

「アレはアレだって!胸元見ろって!」


ん?あの二人も私の事見て話してるよね?胸元ってことは……このネックレス?これがどうかしたのかな?


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