INFATUATOシンドローム 2



璃夢「っと…胡桃先輩?」


理緒「俺たちのラブラブっぷりを見せてあげよぉね〜!」


ラブラブっぷりって……これいつも通りだし、ラブラブなんてしてないですよね?

そんなことをしているともうすぐそこまで5人組が迫ってきていた


鷹也「こらぁ!!【色欲魔】め!!早く璃夢さんを離せ!!」


しきよくま?


夜詩「そーだ!!そーだー!!【万年発情期】はそこらのやつとヤっとけ!!それとも俺らが殺ってやろうか!!?」


まんねんはつじょうき?


衛「【女の子ホイホイ】のアンタならよりどりみどりっス!だから璃夢さんだけはダメっス!」


おんなのこほいほい?


大空「【歩く18禁】が!!廊下で兄貴のお耳を汚すようなこと言ってんじゃねぇぞ!!」


あるくじゅうはちきん?


樹「そ、それだ!【18禁大魔王】!お前は【18禁大魔王】だ!」


じゅうはちきんだいまおう?


理緒「ちょっと君たちねぇ、さっきから聞いてれば……」


璃夢「ねぇみんな、聞いてもいい?」


胡桃先輩の話を遮って私は5人に聞いた


鷹也「や、やばい。璃夢さん怒ってるかもしんねぇ!」


大空「だ、だよな。兄貴、人の言葉遮るようなこといつもはしないもん」


樹「遮るのは焦ってる時か、怒ってる時、人の話を聞いてない時だ!」


衛「今の状況を見るに…これは【怒ってる】一択!!」


夜詩「なんで!?俺ら何かした!?」


……私が胡桃先輩の言葉遮っただけでこれだけ話が広がるってすごいね。

しかもみんな仲良しだね。一文一文分けて話して、誰もかぶらないんだもん


だけどね、ちょっと違う部分があるよ?




< 166 / 577 >

この作品をシェア

pagetop