INFATUATOシンドローム 2


鷹也「り、璃夢さん?それ本気で言ってます?」


璃夢「へっ?本気だけど…?」


そう言うと『信じられないっ!』って顔をしたみんな。しかも、廊下で話してた人達までもが驚いた顔をしている。

な、なんで?なんでそんなに変な顔してるの!?


「オ───────────イッ!」


璃夢「あっ!翼!雪くん!それに、煌くんと悠真くんだ!」


大空くんたちの後ろから歩いてきたのは、四人だった。翼と雪くん、煌くんは体操服を着ていた。

あれ?何か忘れてる気が?


翼「お前らなにしてんだ?」


雪「授業始まるぞ?」


はっ!そうだった!次の時間が体育だから早めに出てきたの忘れてた!


鷹也「聞いてよ!煌月!」


樹「悠真も聞いて!」


煌月「なんだよ、鷹也。落ち着けって」


悠真「そうだよ、樹。なにを急いでるの?」


樹「急いでるんじゃないよ!璃夢さんが爆弾発言落としたんだよ!!」


そんなに爆弾発言だったかな?えっ?女遊びって女装のことじゃないの?違うの?

てか、違ったとしてもどうして驚いてるのか分かんないんだけど…?


翼「璃夢が爆弾発言落とすのって結構いつも通りじゃね?」


雪「確かに。今更何が来ても驚かないな」


璃夢「そんなにいつも爆弾発言してないよね!?」


翼「してるだろ?テーマパークに行ったことないとか。」


雪「肉が高級食材とか」


翼「電車に乗ったことないとか」


雪「自転車に乗ったことないとか」


翼「妹がいるとか」


雪「そうそう、いもう………はぁ?それ聞いてねぇし」


はっ!翼、覚えてたんだ!まさか今この場で言っちゃうとは思わなかった!というか、みんなに言っちゃう日が来ると思ってなかった!!

しかもしかも!荘司さんに『口止めしとけよ』って言われてたの忘れてたァああ!!結構前だ!言われたの!

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