INFATUATOシンドローム 2
理緒「そんなことよりゲームやろ〜?次はテレビゲームがいいかな〜?」
私はソファの近くにしゃがんで胡桃先輩の顔を見て言った
璃夢「胡桃先輩。髪乾かしましょう?ちゃんと乾かさないと先輩の綺麗な髪がいたんじゃいますよ?」
サラサラでふわふわしてる胡桃先輩の髪。傷んじゃうと勿体ないと思うから乾かした方がいいと思う
理緒「う〜ん……じゃあハムスターちゃんが乾かしてよ〜?俺面倒くさい〜」
そう言ってしゃがんでる私の首に腕を回してきた
冷たいっ!
胡桃先輩の髪から落ちてくる水が首や服にかかってどんどん濡れていく
あぁああ!借り物の服が!
璃夢「わかりました、僕がやるのでちゃんと乾かしましょう?」
ついでによろしければ濡れた服も乾かしたいです
そう言うと胡桃先輩は満面の笑みを浮かべ立ち上がった
理緒「よーし!じゃあ俺の部屋行こうね〜。昴はテレビゲームの準備してて〜?」
昴「あ?めんどくせぇな」
ケータイを手で弄ったまま返事をした星宮先輩。
理緒「じゃあいいよ。昴のカバンゴミ捨て場に捨ててくるから」
ゴミ捨て場に捨てる!!?すごいこと言いますね!私が学校でやられた虐めと一緒じゃないか!
昴「チッ。しゃーねーな。わぁーったよ」
面倒くさそうに、というか『面倒くせェなマジで』と言いながらテレビゲームの準備を始めた
………ゴミ捨て場効果凄いな
理緒「じゃあ行こうね〜」
といって私の手を掴んで部屋に向かった
そしてその間私は星宮先輩の話を思い出していた
胡桃先輩は女の子が嫌いって言ってたけど、もし私が女の子だって知ったらどうなるんだろう…