INFATUATOシンドローム 2




もしかしたら、もう仲良くしてくれないのかもしれない…。もしくは他の女の子と同じような扱いになるかもしれない…。

あれ?

そう言えば初めて胡桃先輩のプライベートルームでご飯を食べた時…









理緒『ホント…キミが女の子ならよかったのに…』


小さい声で胡桃先輩がそう言った。それもすごく…悲しい声で…

しかも、私の事【ハムスターちゃん】じゃなくて【キミ】って言った。










あの時、胡桃先輩は私が女ならよかったのにって言った。それは何故?女の子が嫌いなら、私が女ならよかったのになんて言わないよね?


………………。


理緒「おーい、ハムスターちゃん?」


璃夢「は、はいっ!」


理緒「ボーッとしてたけど大丈夫?疲れた?」


気がつけば既に私たちは胡桃先輩の部屋にいて、胡桃先輩の手にはドライヤーが握られていた


璃夢「大丈夫です!すいません、乾かしますね」


そう言って私は胡桃先輩からドライヤーを受け取った

そしてコンセントの位置を教えて貰い、ソファに座りながら乾かし始めた


やっぱり胡桃先輩の髪の毛はふわふわしててさらにさらさらだった。

やっぱりシャンプーが高いと変わるのかな?

そしてしばらく乾かして、翼に教えて貰ったように冷たい風にしてから乾かし終えた


理緒「ありがと〜う!」


しゃがんでコンセントからコードを抜き、ドライヤーを片付けていると胡桃先輩が後ろから抱きついてきた


璃夢「これからもちゃんと乾かしてくださいね」


理緒「え〜じゃあハムスターちゃん毎日乾かして〜?」


璃夢「毎日は無理ですよ。家に帰らないとダメですから」


それに長居して性別バレたらイヤだし。





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