INFATUATOシンドローム 2
理緒「ねぇ、ハムスターちゃん?」
胡桃先輩が私に声をかけた
璃夢「なんですか?」
理緒「……俺から離れていかないでね?」
突然、そんなことを言い始めた。
理緒「このネックレスも外しちゃダメだし、俺から離れることは許さないから」
そう、私の首にあるネックレスに触れ、耳元で言ってくる胡桃先輩の声はいつもよりも低く、少し怖くなった
いきなり、どうして?
この関係も終わらなせきゃいけない時が必ず来る。というより、もう終わらせなきゃいけなくなってる。
だけど、星宮先輩からの話を聞いて……私が胡桃先輩から離れたらどうなっちゃうんだろう?
今年の4月に辞めた女遊びを再開させてしまうかもしれない。
星宮先輩が言ってた『アイツも刺されてたかも』の言葉。再開してしまうと胡桃先輩の命が危なくなるかもしれない…。
そして胡桃先輩の言葉。
『このネックレスも外しちゃダメだし、俺から離れることは許さないから』
もし離れたら……胡桃先輩はおかしくなっちゃうかもしれない…。
そんな最悪の自体ばかりが浮かんで、私はどうしたらいいのかとうとう分からなくなってきてしまった