INFATUATOシンドローム 2
璃夢「玖音なら大翔さんも安心だね」
大翔「本来ならオメェ一人に任せてぇけどな」
あははっ、だよね〜。玖音の貴重な時間を奪ってしまうことになるんだし…。
璃夢「ゴメンね、玖音。僕一人だと心配だから一緒に委員会出てくれる?」
玖音「璃夢が言うならいいけど…。」
璃夢「けど?」
玖音「………璃夢のファンに殺されそう…」
玖音は小さな声でそう言った
璃夢「僕のファン?」
なんで私と玖音が一緒に委員会に行くだけで殺されちゃうの?
というか、私自身誰がファンクラブ作って、誰がファンクラブの人なのか知らないんだけど
とりあえず玖音は私の大事な友達だから、殺されると大変なので
璃夢「大丈夫だよ、玖音!もし殺されそうになっても僕が助けるから!」
玖音「り、璃夢っ」
多分、そんなことにはならないと思うけどね。だってみんないい人だろうし。人殺しにはならないよ。
大翔「じゃあ話はまとまったな。頼んだぞ小桜」
玖音「は、はい」
そう言った大翔さんはそのまま教室を出ていった
煌月「もうすぐ1限目始まるし、準備しましょう?」
そう煌くんに言われて時計を見るとあと1分くらいでチャイムがなりそうだった
璃夢「1限目は…クマ爺だ!」
クマ爺(じい)。私が命名した、世界史の担当先生
クマ爺、見た目は怖いけど優しいから私は世界史の授業が好き。でもみんな怯えてて楽しくなさそう
なんでだろうね?
そうして1限目から4限目まであっという間に時間が過ぎた