INFATUATOシンドローム 2




理緒「え〜?ハムスターちゃんが働くなら俺絶対いくよ〜?毎日指名しちゃうよ〜?」


璃夢「接客業なのに指名なんですか?」


『ご注文は何にしますか?』とかする人を指名するってこと?


理緒「そうだよ〜!指名された数が多ければ多いほど給料は高くなるんだよ〜!」


うそっ、それだけだ給料上がるの!?


璃夢「因みに給料はいくらが普通ですか!?」


理緒「うーん…安くても日給3万は軽いよね」


璃夢「日給3万円!!?」


平日毎日行ったら…1ヶ月45万円!?


翼「おい胡桃!璃夢をキャバクラの道に引きずり込もうとするな!」


理緒「えぇ〜だってハムスターちゃん可愛いし絶対ナンバーワン取れるよ〜?」


翼「そーいう問題じゃねぇ!璃夢、マジにとるなよ?得るものが多い時は失うものも多いんだよ!」


うわぉ、翼がすごいいい事言った気がする。確かに、それだけお金が溜まりやすすぎると、あとが怖いよね。

やっぱり地道に稼ぐ方が人間らしいよね


璃夢「うん、キャバクラで働くのはやめておくよ」


翼「よしっ!」


理緒「えぇ〜!」


『よしっ』と言ったあとにほっとした表情をする翼

『えぇ〜』と言ったあとに、ショボーンとした表情をする胡桃先輩

二つの反応があって面白いなと思いながらも、雪くんに話の続きをお願いしようとした

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