INFATUATOシンドローム 2
翼「あー、レティ・ドルチェって言えば服の会社だよな」
璃夢「そうなんだ」
翼「あぁ。CHARMEの服のデザインはレティ・ドルチェがしてるって聞いたことがある」
へぇ〜、じゃあ家族で支え合って営業してるってことなんだ。すごいなぁ。
理緒「ねぇーこの話もうやめよー?全然楽しくない」
すると胡桃先輩がそんなことを言った
……そうだよね…。家族の話は聞きたくないか…。
翼「お前が話の発端だけどな」
理緒「そーだっけー?俺覚えてなぁい」
璃夢「まぁまぁ! 話を戻そうよ!」
月城先輩の話からすごい脱線してるし。
翼「だな。確か、なんで金持ちなのに公立高校に通ってるかだったよな。」
あぁ!そんな話してたんだっけ?
《ここに馬鹿が一人》
だってその話から、ホストの話になって、キャバクラの話になって、胡桃先輩の家族の話になって…。
思い返すと繋がり全くないね
《脱線とはそういうものである》
雪「あぁ。なんでも、月城先輩の父親が先輩自身も芸能界に引っ張りこもうとしたらしい」
へぇ〜そうなんだ!月城先輩は、イケメンだし、身長高いし、体格もいいからモデルとかいけそうだよね
それに、芸能界って給料高いだろうし!!
《璃夢は金が一番大事らしい》
雪「だけど先輩にその気はなく、父がうるさく面倒なので自立も兼ねて家から出て、学費免除のできる京極高校に入学したらしい」
翼「なるほどな。筋は通ってるよな」
璃夢「うん。やっぱり学費免除には誰だって惹かれるよね」
翼「着眼点おかしいけどな」
あれ?そういうことじゃない?
《そういうことじゃない》