INFATUATOシンドローム 2



雪「あと出てきた情報は、生年月日と住所ぐらいだな」


翼「そこら辺は聞かなくてもいいな。」


雪「以上だ」


雪くんからの情報、もとい学校に提出されていた情報はこれだけだった

でもまぁ、月城先輩のこと少しは知れたね!


翼「てか、妹がいるって情報は載ってなかったのか?」


あ、そういえばそうだね。でも流石に学校に提出する書類には書いてないよね


雪「あぁ。学校にはおろか、区役所にも…いやなんでもない」


璃夢「ん!?区役所!?」


雪「そんなことは言っていない。お前の耳がおかしかっただけだ」


翼「イヤイヤッ、お前今区役所にも…って言ったよな!?」


聞き間違いとは言い逃れできないぐらいに口が滑ってるよ!?


翼「はぁ……お前ならやっててもおかしくないと思ったが…」


雪「俺はやってないからな。」


翼「………どうせタクとかいうやつだろ?」


雪「いや?どうだろうな」


はぁ…あんまり区役所ハッキングしたって言わない方がいいから、この話題はやめようか


璃夢「これからどうやってタイマン申し込もうかな」


話題交換のためにそう聞いてみた

私だと前みたいに『タイマン張ってください!』っていうぐらいしか思いつかないからね。


翼「うーん…月城龍虎はなかなか折れないだろうしな…。」


雪「……男って証明が欲しいんだろ?だから手っ取り早く脱げばよかったんだよ」


…………話題間違えたかも…。


璃夢「脱ぐのはちょっと嫌なんだよね…」


………なんていいわけしようかな…。こういう時頭の回転が速い人が羨ましい…。



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