INFATUATOシンドローム 2
璃夢「月城先輩!」
龍虎「……なんだ」
璃夢「僕とタイマン……それなんですか?」
龍虎「義務化してるなら最後まで言えよ」
そうだけど私は気になってしまい、思わず言うのをやめて聞いてしまった
龍虎「これは、マカロンだ」
璃夢「マカロン?」
ピンク色だったり、茶色だったり、黄色だったり…。可愛らしい形をしたもの。
へぇ…マカロンって言うんだ…。
龍虎「昨日、バイト先で貰ったんだ。なんでも試作品作りで余ってしまったらしくてな」
あ、月城先輩バイトしてるんだ!また新しい情報が手に入ったぞ!
璃夢「どこでバイトしてるんですか?」
龍虎「【ディテ】でバイトしている」
ディテ…これまたオシャレな名前…。なんのお店なんだろう。
龍虎「食べるか?」
璃夢「え?食べ物なんですか?」
マカロンって食べ物なんだ…。ピンクとか茶色は、イチゴ味とかチョコレート味なのかなって思うけど…水色は…ソーダ味?
龍虎「……マカロンを知らないのか。まぁ食べてみろ。」
璃夢「じゃあ…一つだけ…」
安心できそうないちご味と思われるピンク色のマカロンを手に取った
璃夢「いただきます…」
どんな味なのかドキドキしながら食べてみると
璃夢「っっ!美味しいっ!」
表面はサクッとしてるのに、口に入った瞬間にホロホロと崩れていく!
ちょっと甘すぎる気がしたけど、中に入ってるイチゴのソースかな?酸っぱいソースのおかげで胸焼けしない甘さになっている