INFATUATOシンドローム 2
「すみません」
しばらく外を眺めていると誰かに声をかけられた。声的に月城先輩ではない。
誰だろうと思って振り返ってみると…
璃夢「………?」
誰?
知らない人がいた。
でも月城先輩と同じ制服着てるから、きっと店員さんだよね。どうかしたのかな?
っ!もしかして私、なにかしちゃいけないことしたのかな!?
「キミ、龍虎くんの彼女?」
龍虎くんって月城先輩?……彼女…彼女…彼女!?
璃夢「ちちち違いますよ!?」
どうして!?ちゃんとか男の子格好してきたのに!
《ボーイッシュな服装した女の子と思われたようだ》
「あ、じゃあ彼氏は?」
璃夢「い、いませんけど…」
なにこれ、事情聴取的な…?
《混乱して語彙力アップ!》
「もしよかったら、連絡して?」
そう言って私の手を取ると何かを握らせてきた
「じゃあ」
そうしてそのまま去っていった
握らされたものがなんなのか気になって見てみると丁寧におられた紙があった
開いてみてみると、そこには電話番号と思われるものとLINNIDと書かれたもの、そして名前が書かれてあった
えっと……連絡してって言われたけど…私スマホ持ってないし……。個人情報なわけだし…申し訳ないけど返そうかな、これ。
私がこのまま持ってるのも良くないだろうし…。