INFATUATOシンドローム 2
よしっ!マカロンのおかげでお腹も膨れたし!お店探し再開だ!
そうして私はまた街を歩き出した。
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「ねぇねぇ」
トントンッ
お店から出て、結構歩き回っていたら、そんな声とともに肩を叩かれた。
振り向くと、そこには知らない人がいた
璃夢「はい?」
なんだろう?どうかしたのかな?
「俺道に迷っちゃってさ、駅に行きたいんだけどどっちか分かる?」
璃夢「駅…ですか?」
……私も駅はあまり使わないから分かるか微妙だな…。
璃夢「すみません、私もここら辺はよく知らないので…」
この人は私のことを女の子だと思っているっぽいから『私』と言っておき…『すみません』ともう一度謝ってからこの場を離れようとした
パシッ!
しかし腕を掴まれてしまった。
「ホントに駅までの行き方知らないの?」
璃夢「はい。駅は使わないので…」
なんでそんなところで嘘つかなきゃいけないんだろう?くだらない嘘はつかないよ。
「じゃあオススメのカフェはない?」
え?次はカフェ?なんで?
璃夢「駅はいいんですか?」
「うん、隣の区に行けばあるかなと思ったけどオススメがあるならそこにしようかなって」
あー、カフェ巡りみたいなことしてるのかな?そっかぁ…オススメのカフェか…。