INFATUATOシンドローム 2




「あー…そうなんだ。じゃあ連絡先交換しない?」


璃夢「へ?連絡先?」


……どうして?


「俺、また君と会いたいからさ」


……初対面なのに?


璃夢「えっと…ごめんなさい。携帯持ってなくて」


「あ、もしかして忘れたの?なら、俺紙に書くから連絡してよ」


そう言われて問答無用に紙を渡され


「じゃあ連絡待ってるね」


カランカランッ

そう言ってお店を出ていった


璃夢「えぇ!?」


あの人、カフェ巡りしてたんじゃないの!?なんで帰っちゃったの!?

それに、また紙渡されちゃったんだけど…


龍虎「璃夢」


あぁ!!入口でこんなことしてたら邪魔だよね!

幸い、会話中にお客さんが入ってくることはなかったけど、かなり邪魔な位置に立っている


璃夢「ごめんなさいっ月城先輩!こういうの営業妨害っていうんですよね!」


『すみませんでした!』そう言ってカフェを出ようとした


龍虎「待て」


しかし、月城先輩に呼び止められた

もうっ!今日はなんでこんなに呼び止められる日なの!?


龍虎「さっきのやつは知り合い…ではないよな?」


璃夢「はい。なんかカフェ巡りしたかったみたいで。でも、帰っちゃいましたね」


龍虎「………はぁ…」


すると何故か月城先輩にため息をつかれた

お疲れなのかな?





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