INFATUATOシンドローム 2
ポンッ
璃夢「月城先輩?」
すると月城先輩は私の頭を撫でた
……ホントに頭撫でるの好きですね。別にいいけど…。
さっきの私のツッコミを覚えていたのか、上から下に満遍なく撫でるようにしてくれている。
うん、禿げる心配はないね
龍虎「心配するな。お前は強い。俺も実はギリギリだった」
璃夢「え!?嘘ですよね!?」
そういうやさしい嘘は逆に人を傷つけますからね!?
龍虎「いや、嘘じゃない。お前は拳が小さい分、溝に入りやすい…。それに、細くて小さいから小回りがきく。」
小回りがきくって…私はバイクですか…。
でもそっか…拳がちっちゃいと溝に入りやすいのか…。いいこと聞いた!今度から溝狙おう!
龍虎「それにお前の動きには無駄がないから。あとは体力と受け身だな」
……確かに体力は、男の子たちに比べたらない方だもんね…。
今度から朝のランニングと、夕方のランニングをするようにしようかな…。
龍虎「受け身やボクシングなら教えてやれるから、いつでも頼れ。」
おぉ!ボクシング!私、ボクシングだけはやったこと無かったんだよね!
柔道とか空手とか、あと合気道とかはやったことあるけどボクシングはしたことないんだよな…。
璃夢「それは嬉しいです!今度、ボクシングを教えてください!」
龍虎「あぁ、いいだろう。俺の指導は厳しいから覚悟しておけよ」
璃夢「はいっ!!」
こうして私は3年トップスリーの座につくことができた。
そして放課後はラーメンを食べるため翼のバイト先に行き、【3年トップスリー就任祝い】をした。
何故か胡桃先輩たちも一緒に…。楽しかったからいいんだけどね