INFATUATOシンドローム 2
璃夢「はぁ…」
けどホントにどうしようかな…やりたいようなバイトがあれば別だったんだろうけど…。
特に何もないし、思いつかないし、限られてくるし…。
璃夢「どうしようかな…」
もう7月にはいっているため日差しが強い。まだ全然探してもいないのに、喉が渇いて仕方がない。
璃夢「ふぅ」
どこかで休憩しようかな。もしかしたらそこがアルバイト募集中かもしれないし!
《都合が良いな》
「あぁ!」
バサッ
なんてことを考えていると、そんな声とともに何かが落ちる音がした。
音のした方を見てみると、小さな男の子がころんで、買い物袋の中身をぶちまけていた。
「うぅっ」
男の子は痛かったのか今にも泣きそうだ
私はすぐに駆け寄り、屈んで男の子に声をかけた
璃夢「大丈夫?」
「っうぅ〜っいたいっ…」
泣きそうだけど涙を流すことなく耐えている男の子
璃夢「よしよし、泣かないで偉いね」
私はそう言って男の子の頭を撫でた。
でも、子供ひとりでお買い物なんて偉いね。見る限り…年長さんか、小学1年生くらいかな?