INFATUATOシンドローム 2
衛「璃夢さんは女の影がないから…男の人が好きなのかと…」
………私女の子だし、彼女いたらおかしいよね?それに…男の子が恋愛対象になるのも当たり前だし…。
璃夢「恋人に同性の人は選ばないよ」
よし。こう言っておけば嘘じゃない!私やっぱり賢くなったよ!
衛「………そう…っすよね…」
え?なんでそんなに言葉に詰まるの?
しかも表情も何故かガッカリとしていた。
衛「…じゃあ!あの人は誰っスか!?」
でも直ぐに興味津々な顔で私に問いかけた
璃夢「あの人は僕の伯父さんだよ」
衛「お、じさん?」
え、そんなに驚く?
目をこれでもかってぐらいに見開いて私を見る衛くん。そしてその後は何故かホッとした顔をした。
衛「そっかそっかぁ〜伯父さんだったんッスね〜!」
そして次は嬉しそうな顔をした。
衛くんは顔に出るから可愛いよね。表情コロコロ変わるし。
「おー!璃夢じゃん!」
すると衛くんの後ろから人が歩いてきていて、私に声をかけた
璃夢「あ、翼!おはよう!」
声をかけてきたのは翼だった。
そっか、翼はいつもこの時間帯に来てるんだね。こんなに早く来て何してるんだろうね?
翼「はよーっす!てか、今日早くね?」
璃夢「うん。荘司さんに送ってもらったんだ」