INFATUATOシンドローム 2




荘司『あ、あー、いいのか?』


璃花『逆にお兄ちゃんはなんで断られると思っていたのかが不思議よ。さー璃夢!買いに行きましょうか!』


璃夢『うん!待ってて!通帳持ってくるから!』


やったー!スマホを持っていいんだって!便利になるね!これで翼たちとも遊ぶ約束決めやすくなるし!

スマホを買えることが嬉しくて浮き足立ちながら部屋に行こうとしたが


璃花『へ?どうして通帳なのよ』


璃夢『え?なんで?』


なぜ通帳が必要なのかと問われた。


璃夢『だってお金ないと買えないじゃない』


え、もしかして今のスマホはタダで貰えるようなものなの!?

《違います》


璃花『そうじゃなくて!スマホは私が買うわよ!』


璃夢『えぇ!でも自分のものは自分で買わなきゃ…』


それに、お年玉とか貯めてきたし。お小遣いも、食費に回してない分は貯金してたし。

けど、スマホっていくらぐらいするのかな…。3万円くらい?

《通信料がかかるのでもっと高い》


璃花『生活必需品なら私が買うに決まってるわ!それに、目標達成のお祝いでもあるし、ね?』


そうだった。お母さんには、学校のトップになるのが目標だってちゃんと話してたんだった!

それに、今日日比谷先輩を倒したことも。



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