INFATUATOシンドローム 2
玖音「まだテスト残ってる?」
璃夢「うん!まだ捨ててない!」
いつもはさっさと捨てちゃうんだけど、たまたま捨ててなくてよかった!
過去の自分サイコー!
玖音「まずはそっちの間違え直しした方がいいかもね」
璃夢「間違え直しか…面倒臭いけどやらないとまた同じミスしちゃうもんね」
そう言って私は鞄の中のファイルからGW明けテストがあった数学、英語のテストと授業内でやった国語のテストを取り出した
璃夢「じゃあまずは国語からやろ!」
真っ白なコピー用紙を出して解き直しを始めた
玖音「っ!り、璃夢!?」
璃夢「ん?なに?」
玖音「それ、な、なに?」
璃夢「それって?」
玖音「じゅ、10点って何!?」
璃夢「えっ?何って……点数?」
《低すぎである》
玖音「な、なんで!?漢字50問テストだから5問しか当たってないってことだよね!?」
計算早いね!
玖音「しかも習った漢字、小学生から中学生までの範囲だよ?」
璃夢「えっ?そうだったの?」
玖音「ま、真面目にやったの?」
璃夢「し、失礼な!ちゃんとやったよ!」
玖音「ご、5問しか分からなかったのかな?」
璃夢「全部ちゃんと埋めたよ?」
空欄を作るのは良くないって荘司さん言ってたし!
玖音「ちょっと…見てもいい?」
璃夢「ああ、うん!いいよ〜」
そう言って国語のテストを玖音に渡した
玖音「…………えっと、今から僕が言う漢字を書いていってもらってもいいかな?」
璃夢「?うん、いいよ?」
あれだね!勉強する時は目と耳を使えって言うもんね!
聞いて頭に入れる勉強方法はいいから文章問題とかは読みながら勉強しろって荘司さん言ってた!
玖音「じゃあ、1問目。会議で【イギ】を唱えるの【イギ】」
イギ?うーん、これ?
玖音「大丈夫?」
璃夢「うん、いいよ〜」
玖音「じゃあ2問目。」
そしてとりあえず20問はやった