はじめまして。
第1章

違和感

【由羅side】


「優~。おはよぅ。」

「おう。おはよ。由羅はいつも眠そうだな。」

「だってさ、眠くない?」

「まぁな。」


私は、神崎 由羅。

優と言うのは、私の大好きな人。

春風 優。

彼氏なんだっ。


「おっ、由羅と春風。おはよっ。」


元気に話しかけてきたのは、私の親友の源 愛華。


「愛華おはよ~。」

「そう言えばさ、今日席替えだね。」

「あっ、ホントだ!みんなと近くになれたらいいな。」

「そうだね。」


先生が来て、ホームルームが始まった。


「今日のホームルームは席替えな。くじ引きだぞ。」


みんなは、教卓に行ってくじを引く。

私もくじを引いた。

あ、19番だ。

窓側の一番後ろ。

最高の席だ!


「由羅何番?」

「19番!」

「おっ、俺の後ろか。」


優が言った。


「やったぁ。」

「由羅19番?やった。隣だよ。」


そう言ってきたのは愛華。


「しばらくの間、宜しくね。」


そう言って席に座った。


授業中も話していて、先生に怒られちゃった。

でも、私は幸せだな。

親友も、彼氏もいて。





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