Open the door -運命の彼は日本代表?-
「ぷっ……」

電話越しに瑛人が噴き出したのが分かった。

もう、笑い事じゃないっていうのに!!

「俺は、きっとみなみは『連絡して』って頼まれたことを無視するなんてことしないって思ってるから」

「そんなの、分からないじゃない?!瑛人の連絡先、誰かに教えるかもしれないよ?」

「そうしたいなら、すればいい。だけど、みなみはそんなことする人間じゃない」

「それは、私のこと買い被りすぎだよ?」

瑛人の瞳には私のことが一体どんな風に映っているんだろう。
まだ数えるほどしか会ったことないのに、そう言い切れる自信はどこから湧いてくるんだろう。

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