Open the door -運命の彼は日本代表?-
「みなみ?俺、これから毎日連絡するからな?」

「うん」

お互いのメッセージアプリの連絡先を交換したり、雑談したりして、すっかり会話を楽しんでいることに気が付いたのは23時に近い時間帯。

瑛人が有名人だってこと、すっかり忘れて楽しんでた。

自分でも驚くほど、着飾ることもなく会話が出来たのは、きっと瑛人が聞き上手だから。


十分すぎる程に電話を切ろうとした私に瑛人は、柔らかな口調で、これから毎日連絡することを提案したんだ。

きっと昼間までの私なら断っていたはずなのに、素直に頷くことが出来たのは、瑛人との時間や会話を心から楽しいって思ったから。

ただ、それだけ。
< 98 / 105 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop