胎動
ドアを開けると、ソレがマットの上で跳ねて遊んでいた。
「こら、マットは遊び道具じゃないよ」
そう声をかけると跳ねるのをやめてこちらへ飛びついて来た。
「ご飯を用意してきたよ」
そう言ってタオルを手渡すと、すぐに血を吸い始めた。
ジュルジュルと音が鳴る度に、タオルは綺麗な白色に戻って行く。
「お前は本当に食欲旺盛だね。これからが大変そう」
あたしはそう呟き、ソレの頭をなでたのだった。
「こら、マットは遊び道具じゃないよ」
そう声をかけると跳ねるのをやめてこちらへ飛びついて来た。
「ご飯を用意してきたよ」
そう言ってタオルを手渡すと、すぐに血を吸い始めた。
ジュルジュルと音が鳴る度に、タオルは綺麗な白色に戻って行く。
「お前は本当に食欲旺盛だね。これからが大変そう」
あたしはそう呟き、ソレの頭をなでたのだった。