胎動
いなくなる
ソレが産れてから、あたしは悪夢をみなくなっていた。
目が覚めたら夢の内容なんて全部忘れていて、いつもの毎日が始まる。
スマホのアラーム音を止めてあたしは大きく伸びをした。
今日も1日が始まる。
家事をして、学校へ行って、帰ってまた家事をして。
考えるだけで陰鬱な気分になった。
「もう、なにもかも投げ出しちゃいたい」
そう呟き、足元へと手を伸ばす。
いつもあたしの足元で眠っていたソレの感触がなくて、あたしは布団を押し上げた。
布団の中にソレの姿はない。
上半身を起こして部屋の中を見回す。
しかし、室内にもソレの姿はなかった。
目が覚めたら夢の内容なんて全部忘れていて、いつもの毎日が始まる。
スマホのアラーム音を止めてあたしは大きく伸びをした。
今日も1日が始まる。
家事をして、学校へ行って、帰ってまた家事をして。
考えるだけで陰鬱な気分になった。
「もう、なにもかも投げ出しちゃいたい」
そう呟き、足元へと手を伸ばす。
いつもあたしの足元で眠っていたソレの感触がなくて、あたしは布団を押し上げた。
布団の中にソレの姿はない。
上半身を起こして部屋の中を見回す。
しかし、室内にもソレの姿はなかった。