胎動
「え、なんで……!?」
ようやく目が覚めてきて、もう1度布団の中を確認した。
やっぱりいない。
鞄の中にも、部屋の外にもいない。
「なんでどこにもいないの?」
こんなこと今まで1度もなかった。
目が覚めれば近くにソレがいたのに!
あたしは慌てて階段を駆け下りて部屋という部屋すべてを探して回った。
それでもソレの姿はない。
「あ、わかった。姿を消してるんじゃない? それで、お母さんを驚かせようとしてるんでしょ」
誰もいないリビングの真ん中に立ち、あたしはそう言った。
ようやく目が覚めてきて、もう1度布団の中を確認した。
やっぱりいない。
鞄の中にも、部屋の外にもいない。
「なんでどこにもいないの?」
こんなこと今まで1度もなかった。
目が覚めれば近くにソレがいたのに!
あたしは慌てて階段を駆け下りて部屋という部屋すべてを探して回った。
それでもソレの姿はない。
「あ、わかった。姿を消してるんじゃない? それで、お母さんを驚かせようとしてるんでしょ」
誰もいないリビングの真ん中に立ち、あたしはそう言った。