胎動
☆☆☆
付き合い始めた翌日の朝は、なんだか恥ずかしかった。
いつも通りキッチンでご飯の準備を手伝っていて、そこに透が入って来る。
透のお父さんもお母さんもいるのに、新婚さんになったような気分がした。
「今日も、一旦家に戻るんだろ?」
学校までの道のり、透にそう質問されてあたしは頷いた。
洗濯物はできるだけ自分の家でするようにしている。
汚れものまで透のお母さん任せにするわけにはいかなかった。
「友里って遠慮する性格だよなぁ」
そう言う透にあたしは首を傾げた。
「そう?」
「そうだよ。風呂だっていっつも最後じゃん」
付き合い始めた翌日の朝は、なんだか恥ずかしかった。
いつも通りキッチンでご飯の準備を手伝っていて、そこに透が入って来る。
透のお父さんもお母さんもいるのに、新婚さんになったような気分がした。
「今日も、一旦家に戻るんだろ?」
学校までの道のり、透にそう質問されてあたしは頷いた。
洗濯物はできるだけ自分の家でするようにしている。
汚れものまで透のお母さん任せにするわけにはいかなかった。
「友里って遠慮する性格だよなぁ」
そう言う透にあたしは首を傾げた。
「そう?」
「そうだよ。風呂だっていっつも最後じゃん」