胎動
☆☆☆
気分が乗らないまま昼休憩が来て、あたしは透のお母さんが作ってくれたお弁当を広げた。
中身は透のお弁当と一緒で、なんだか照れてしまう。
「今日のお弁当も美味しそう!」
梓がそう言ってきたので、卵焼きとウインナーを交換した。
「ねぇちょっと、2人とも」
「どうしたの夕夏、そんなに慌てて」
スマホを片手に持った夕夏があたしたちに駆け寄って来る。
「これ、見て!」
そう言ってスマホ画面を突き付けられた。
画面上にはニュース速報が表示されていて、隣の県での行方不明者がまた増えたと伝えていた。
気分が乗らないまま昼休憩が来て、あたしは透のお母さんが作ってくれたお弁当を広げた。
中身は透のお弁当と一緒で、なんだか照れてしまう。
「今日のお弁当も美味しそう!」
梓がそう言ってきたので、卵焼きとウインナーを交換した。
「ねぇちょっと、2人とも」
「どうしたの夕夏、そんなに慌てて」
スマホを片手に持った夕夏があたしたちに駆け寄って来る。
「これ、見て!」
そう言ってスマホ画面を突き付けられた。
画面上にはニュース速報が表示されていて、隣の県での行方不明者がまた増えたと伝えていた。