胎動
ここからはちょっと遠いから直接行ったことはないけれど、別になんの変哲もない山だと思っていた。
見慣れた山の写真をタップしてみると、その写真を投稿しているサイトが出て来た。
山に関するブログを書いている男性のサイトみたいだ。
『○○県にある通称悪魔山。
山の周囲は高いフェンスに囲まれていて、人の侵入を拒んでいるように見える』
そんな文面と一緒に高いフェンスの写真も載せられていた。
「これって山から動物が下りてこないように作られたフェンスだよね? この辺って畑や田んぼが多かった気がする」
梓がチョコレートクッキーを頬張りながら言う。
「そうなんだ? 近くまで行ったことがないから知らない」
見慣れた山の写真をタップしてみると、その写真を投稿しているサイトが出て来た。
山に関するブログを書いている男性のサイトみたいだ。
『○○県にある通称悪魔山。
山の周囲は高いフェンスに囲まれていて、人の侵入を拒んでいるように見える』
そんな文面と一緒に高いフェンスの写真も載せられていた。
「これって山から動物が下りてこないように作られたフェンスだよね? この辺って畑や田んぼが多かった気がする」
梓がチョコレートクッキーを頬張りながら言う。
「そうなんだ? 近くまで行ったことがないから知らない」