胎動
そう理解した瞬間、体中の力が抜けて行くのを感じた。


全身から力が抜けて行き、その場にヘナヘナと座り込んでしまった。


「友里?」


かけつけた透があたしの体を支えてくれた。


「大丈夫か?」


「どうしよう透……あたしのせいで、みんなが死んだら!」


あの夢が現実のものになる日は近いのかもしれない……。
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