胎動
☆☆☆
やってきたのは近所の内科だった。
「今日はどうされました?」
カウンター内の事務員さんにそう聞かれ、あたしは今朝の出来事を説明した。
事務員さんはチラチラとあたしの腹部に視線を送り、頷いている。
「おかけになって少しお待ちください」
「はい……」
制服姿の子なんてあたし以外にはいなくて、居心地が悪い。
隅の方に座っていると、思っていたよりも早く呼んでもらえた。
しかし、そこで聞いた診断結果が驚愕だったのだ。
「妊娠しています」
年配医師の一言にあたしは唖然としてしまった。
やってきたのは近所の内科だった。
「今日はどうされました?」
カウンター内の事務員さんにそう聞かれ、あたしは今朝の出来事を説明した。
事務員さんはチラチラとあたしの腹部に視線を送り、頷いている。
「おかけになって少しお待ちください」
「はい……」
制服姿の子なんてあたし以外にはいなくて、居心地が悪い。
隅の方に座っていると、思っていたよりも早く呼んでもらえた。
しかし、そこで聞いた診断結果が驚愕だったのだ。
「妊娠しています」
年配医師の一言にあたしは唖然としてしまった。