殺戮合宿〜モンスター〜
☆☆☆

それから先はお泊り会のような雰囲気に早変わりしていた。




6人でカレーライスを作り、浅野先生を中心として談笑する。


女子3人で一緒にお風呂に入ってパジャマになった頃には、すっかり陽が沈んでいた。


「明日から映画作成か……」


2段ベッドの下から麻由子のそんな声が聞こえて来た。


「あたしたちにも作れるのかな」


1人、床に直接布団を敷いて寝ている祐里が呟く。


「きっと作れるよ」


あたしは天井を見上げてそう答えた。


だって、先輩たちだってあれだけすごいものを作れたんだ。


今のあたし達がどれくらいのものを作れるのか、すごく楽しみだ。


「恵里菜は本当に映画好きだよね」


嬉しそうに、そして半分呆れたように麻由子が言う。


「好きだよ、だって――」
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