殺戮合宿〜モンスター〜
「見張りなら交代でしましょう。先生も少し休憩してください」


あたしは浅野先生の隣に座り、そう言った。


この合宿所へ来てから先生はずっと気を張っている状態だろう。


このままじゃ浅野先生が倒れてしまうかもしれない。


そうなると、あたしたちは本当にどうすればいいかわからなくなってしまうのだ。


「いいのか?」


「もちろんです」


あたしはそう言い、他の面々を見た。


別に異言はないようだ。


「ありがとう。少しだけ休憩させてもらうよ」


浅野先生はそう言い、ほほ笑んだのだった。
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