殺戮合宿〜モンスター〜
あたしは唖然として浅野先生を見つめた。


先生は無言でバッドを片手に持ち、休憩室を出て行く。


「先生!」


慌てて後を追い掛けた。


「来るな!! 窓からライトで照らしすだけでいい」


浅野先生の言葉にあたしは動きを止めた。


あたしは一体どうすればいいんだろう。


戸惑い、泣いてしまいそうになるのをグッと押し込める。


「大丈夫だから。な?」


優しい声を残し、浅野先生は1人で合宿所を出たのだった。
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