殺戮合宿〜モンスター〜
☆☆☆
合宿8日目の朝。
あたしは重たい体を無理矢理起こし、スマホを片手に持って小屋へと向かっていた。
みんなはまだ眠っている時間帯だった。
化け物がいないか注意しながら、ドアが開け放たれた小屋に入る。
そこにいたのは真っ白な肌の孝利だった。
昨日切り付けたカマは引き抜かれ、元あった場所に戻されている。
床についていたはずの血も、カマについていた血も、全部綺麗になくなっている。
でも、化け物退治をしたあの短時間に浅野先生が拭き取ったとは考えにくかった。
それに、異常なまで白い肌を見ればよくわかる。
孝利は本当に化け物に襲われて死んだのだ。
あたしは孝利の隣に膝をついて座った。
「ごめんね……あたしのせいで……」
合宿8日目の朝。
あたしは重たい体を無理矢理起こし、スマホを片手に持って小屋へと向かっていた。
みんなはまだ眠っている時間帯だった。
化け物がいないか注意しながら、ドアが開け放たれた小屋に入る。
そこにいたのは真っ白な肌の孝利だった。
昨日切り付けたカマは引き抜かれ、元あった場所に戻されている。
床についていたはずの血も、カマについていた血も、全部綺麗になくなっている。
でも、化け物退治をしたあの短時間に浅野先生が拭き取ったとは考えにくかった。
それに、異常なまで白い肌を見ればよくわかる。
孝利は本当に化け物に襲われて死んだのだ。
あたしは孝利の隣に膝をついて座った。
「ごめんね……あたしのせいで……」