殺戮合宿〜モンスター〜
それからあたしと麻由子の2人で人数分の朝食を用意した。


といっても、簡単な味噌汁とおにぎりだ。


「食べ物はまだまだ沢山あるけど、でもいつまでここにいるのかわからないから……」


麻由子が保存食へ視線を向けてそう言った。


「そうだよね。食べるペースとかちゃんと気にしていかないといけないかもしれない」


あたしは麻由子の意見に賛成した。


インスタント食品はまだまだあるし、最近みんな食欲が低下しているから食料の減り方もゆっくりだ。


だけど、油断していてはいけない。


化け物退治ばかりに専念しすぎて、食料が無くなったら意味がなかった。
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