殺戮合宿〜モンスター〜
足跡
あたしたち5人はそれぞれライトを武器を手に持ち、合宿所を出た。
今日も外はいい天気で、日差しが強い。
少し歩くだけで汗が滲んでくるけれど、森の中へ入ると涼しさを感じた。
浅野先生を先頭にして歩いていても、ちょっとした物音ですぐに恐怖心が湧き上がって来た。
音のした方をライトで照らして、化け物がいないことを確認してまた歩き出す。
合宿所から池まではほんの10分ほどの距離なのに、永遠のように長く感じられた。
「あった……」
微かな水音が聞こえて来たと思った時、浅野先生が立ち止まった。
木々の隙間から大きな池が顔をのぞかせている。
緑色に濁ったそれは、緑池という名前に相応しい見た目をしている。
あたしたちは池のほとりに並んで水面を見つめた。
この付近で安藤先輩は死んだのだ。
全身の血を抜かれた状態で……。
今日も外はいい天気で、日差しが強い。
少し歩くだけで汗が滲んでくるけれど、森の中へ入ると涼しさを感じた。
浅野先生を先頭にして歩いていても、ちょっとした物音ですぐに恐怖心が湧き上がって来た。
音のした方をライトで照らして、化け物がいないことを確認してまた歩き出す。
合宿所から池まではほんの10分ほどの距離なのに、永遠のように長く感じられた。
「あった……」
微かな水音が聞こえて来たと思った時、浅野先生が立ち止まった。
木々の隙間から大きな池が顔をのぞかせている。
緑色に濁ったそれは、緑池という名前に相応しい見た目をしている。
あたしたちは池のほとりに並んで水面を見つめた。
この付近で安藤先輩は死んだのだ。
全身の血を抜かれた状態で……。